撮影について

 初めてモデルにチャレンジする!という方のために、9+1PORTRAITSの撮影について募集ページよりもう少し詳しい内容を書いています。


●撮影当日の服装や持ち物について

 衣装は膝上までの丈のスカートまたはパンツ、それを2組ご用意いただいています。上半身の衣装の指定は特にありませんが、首は詰まっているよりすっきり出ているほうが良いです。帽子やメガネなど、顔を隠してしまうアイテムは外していただいています。

 持ち物については、着替えの衣装のほか化粧道具や鏡(いつも携帯されているもの)、必要でしたら飲料水などをご持参ください。水分補給は衣装を着替えるタイミングでお願いします(体質によって夏場は飲んだとたん汗が噴き出してしまうこともありますので、あえてこちらからの差し入れは控えさせていただいています。場所によっては現地で調達できないこともありますので必要な場合は予めご準備ください)。歩きながらの撮影ですので、荷物は小さなバッグ一つにまとめられるくらいが良いです。

 メイクについては、お手数ですが撮影の合間にご自身でチェックしていただけると助かります。こちらがカメラを通して見るときは、全体の構図とモデルさんの目を見ていることが多いので、口紅が落ちていてもそれに気がつかずにうっかり撮ってしまうこともあります(できるだけ気をつけますが)。ちなみに、唇は潤っていたほうがアップで撮ったときにきれいに写ります。あとは、目の白い部分がきれいなほうがいいので、極端な目の充血に気をつけていただけたらと思います(撮影の前に目薬で準備していただけるとありがたいです)。

●作風と撮影について

 トップページの作例を見ていただけるとわかるのですが、笑顔をあまり撮りません。普段顔、ひとりでいるときの顔を撮っています。何かを思ってうっすらとほほ笑んでしまうような、自然に湧き上がる笑顔は普段顔のひとつだと思います。ですが、9+1PORTRAITSの撮影では、カメラに向かって笑顔を「つくる」必要はありません。ただし、あまりに真顔を意識しすぎると表情が険しくなることもあります。あくまで普段どおりを意識していただけると良いと思います。

 目線は、レンズを見たり見なかったり。これはたぶん簡単にできると思います。緊張すると、口を硬く結んでしまいがちです。そんなときは少しだけ口を開ける表情をつくると良いと思います。撮影は、和気あいあいという感じではなく、わりと黙々と撮っています。前半1時間が終わったら衣装を変えていただき、後半1時間を撮影します。すべて終了したらモデル料をお渡しして現地解散。良くも悪くもいつもあっさりとした感じです。

 ポージングについて、多少は演技していただくこともありますが、ファッション誌のようにばっちりキマっているポーズも作風にあまり合いません。シャッター音が聞こえたらポーズを変えていただくのは、たぶんほかのフォトグラファーの撮影と同じですが、9+1PORTRAITSの撮影では、動画を撮っているかのようにずっと動き続けていただいたほうが作風に合っています。誰しもカメラを向けられると、ピタッと動きを止めようとしますよね。なので、あえてモデルさんがポーズをつくる前にシャッターを切るようにしています。

 動いているときでも、できるだけ顔が写るように気がけていただきたいです。これは実は簡単で、カメラ目線ではないときでも視界の隅に必ずカメラが見えるようにすると、顔が切れることはありません。モデルさんの視界にカメラ(正確にはレンズ)が入っているということは、カメラはモデルさんの目を写せているということなので。

●撮影後について

 写真の完成までにだいたい2週間くらいいただいています。前半の1時間分で1週間、後半まで出来上がるのが2週間後。多少時間が前後することがありますがだいたいそれくらいです。出来上がったら、このホームページに掲載させていただき、写真をお渡ししています(2023年現在グーグルドライブを使ってお渡ししています。スマートフォンで写真のコピーがうまくいかない場合は、無料アプリ「グーグルドライブ」を入れていただくとスムーズです)。お渡しする写真のなかにはホームページに掲載していない写真も含まれています。なお、当方が作品として仕上げた写真以外のものはお渡しできないことと、ホームページに掲載する写真の選択は当方で行いますので予めご了承ください。

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