GRⅢで撮るポートレート~PART2

 今回のGRポートレートは、GR専用アクセサリーのレンズアダプターを使って撮影してみた。レンズアダプターは一つでGRⅢとGRⅢxどちらも共用できるのではなく、GRⅢにはGA-1、GRⅢxにはGA-2という別々のアダプターが必要だ。

 電子接点が付いているのでその関係かと思いきや、そもそも形状的にGA-1はGRⅢxには取り付けられない。その逆も然りだ。レンズアダプターは、元々、ワイドコンバージョンレンズやテレコンバージョンレンズを取り付けるためのアダプターだけど、コンバージョンレンズのほかにも49mmフィルターを取り付けることができる。今回は、このアダプターにCPLフィルター(円偏光フィルター)を取り付けて撮影した。CPLフィルターを使う目的は、くっきりとした青空や夏雲を撮ること。

 今回はストロボを使ってモデルさんもくっきりと写したかった。GRは日中シンクロ撮影に向いているカメラだ。レンズシャッターなので、すべてのシャッタースピードでストロボが同調する。普通のカメラだと最速でも1/200秒や1/250秒までしか同調しないけれど、GRなら1/4000秒でも撮れる。しかも、NDフィルターがカメラ本体に内蔵されているので、これをONにすれば日中の明るいロケーションでも絞り開放で露出オーバーすることなく撮ることができる。

GRⅢで撮影した佐世保のポートレート作例

 そうして撮影した写真が上の2枚の写真だ。現像でレタッチしているのもあって少し不自然に見える写真ではあるけれど、ほぼ狙い通りに撮れた。これまでに撮ってこなかった雰囲気の写真である。個人的な感想として、晴天下でのストロボ撮影はやはり恰好いいと思う。しかし、狙い通りとはいえ、空はやりすぎたかなとちょっとだけ思う。偏光フィルターはいらなかったかもしれない・・・。

 最後に、これはGRとはまったく関係のない話だけど、海で撮影するときには潮見表で満潮や干潮を事前にチェックしておく必要がある。今回はモデルさんが海をバックにしたときに順光で撮れるようにしかったので、方角はしっかり事前に確認したが、海の水位はまったく考えていなかった。久しぶりの海撮影でうっかりしていた。もっと遠浅の砂浜を想像していたのだけど、まさかの満潮でわずかな面積の砂浜で撮影する羽目になったのだ。2枚目の写真の撮影直後、モデルさんは波に襲われた。とても迷惑をかけてしまった。

 GRⅢとGRⅢxでCPLフィルターとストロボを使って撮ったポートレート作例はコチラ→「ポートレート 2023 SESSION25 IN 佐世保

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